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助産師・看護師のひとりごと | 横浜市の産婦人科マタニティセンター

助産師・看護師のひとりごと

イロトリドリ

作成日:2024年04月05日(金)

ここ最近あたたかい日が続き、一気に春らしい様子になりましたね。(これを書いている今日は冷たい雨なのですが…)

 

先日のことですが、ご近所の公園で色とりどりのお花が綺麗に咲いていたのでついつい写真を撮ってしまいました。

flower1 flower2

 

 

flower3

今年は開花が遅れていましたが、桜も咲き始めて春の訪れに心がウキウキしますね。毎年見ても桜は特別な存在です♪

あざみ野名物『もあ』のパンを食べながらお花を眺める、そんな気分の夜勤明けの看護師でした(^^)

 

気持ちのいい季節ですから皆さんもそれぞれのお花見をお楽しみください。

 

看護師Y

ベビーアラーム試験導入

作成日:2024年04月01日(月)

みなさんは乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知でしょうか?

何の予兆や既往歴もない赤ちゃんが、眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。

 

予防策として

・赤ちゃんの周りでタバコを吸わない

・うつ伏せ寝を避ける

・赤ちゃんが1人になる時間を減らす

・温めすぎに注意する

・なるべく母乳で育てる

 

…などと言われていますが、これら予防策をしていたとしても、残念ながら原因不明で亡くなってしまう例が多いのが現状です。

そのため当院では、以前から赤ちゃんが寝ているマットレスの下に、敷くタイプのセンサーマットを使用しています。呼吸を含む体動を感知し、一定以上動いていないとアラームが鳴るマットです。

 

 

現在、当院では家庭でも使いやすいセンサーとして、オムツに付ける小型のベビーアラームをセンサーマットと併用して試験導入中です。

baby alarm 1 baby alarm 2

 

これらのセンサー器具でSIDSを完全に防げるわけではないと言われていますが、新生児の赤ちゃんって、大人しく寝ていたらそれはそれで、(はっ!!!!息してるかしら???)と夜中に突然目が覚めて、赤ちゃんの呼吸を確認した…なんて、多くのお母さん方が経験したことあるのではないでしょうか。

 

もちろんセンサーに頼りきりにならず、まずは予防策が大切ですが、少しでも不安の軽減になってくれる、1つの材料として検討してみたいと思います。

 

世界中のお母さんが、楽しく育児できますよーに(*˘︶˘人)

 

助産師I

母親学級レポート 【分娩・新生児編】

作成日:2024年03月18日(月)

みなさんこんにちは!

だんだん暖かい日が増えて桜の開花が待ち遠しい時期になりましたね。今回は3月16日(土)に開催した母親学級【分娩・新生児編】のクラスの様子をお伝えしていきます。

 

お伝えする内容が多いなか、皆さん真剣にお話を聞いていただきありがとうございます(^^)

お写真のご協力もありがとうございます(^^♪

motherclass 1

 

赤ちゃんがママのお腹の中で回りながら出てくる様子をイメージできるよう、人形を使いながら説明を聞いていただきました。

motherclass 2

今日の好連携プレー?笑

 

今回は沐浴の動画をお見せできなかったのですが、当院ではアウトバス方法を推奨しています。

ベビーバスのご用意は不要で、バスマットの上でシャワーで洗います。

motherclass 3

 

 

母親学級ではご参加いただいたみなさんからの疑問・質問にもできる限りお答えしています。

今回はご参加いただいた方から麻酔分娩に関する質問をいただきましたが、当院の分娩についてはこちらでも詳しく説明しています。

当院の分娩について

 

他にも帝王切開の傷に関する質問や赤ちゃんの抱っこの仕方、入院時の持ち物、面会についてなどなど、分からないことや不安に感じていることが少しでも解消できれば私たちも嬉しいです♪

 

なお、当院では夫立ち合い分娩を希望された場合、必ずご夫婦で母親学級【分娩・新生児編】に参加していただいてます。※

※以前に夫立ち合い分娩をしたことがあれば妊婦さんのみの参加でも構いませんが、できるだけご夫婦でご参加していただくことをお勧めしています。

 

~母親学級 内容~

【妊 娠・産 後 編】毎月第2土曜日 13:30~16:00頃

 ①妊娠中の口腔ケア(口腔外科医師または歯科衛生士)

 ②栄養指導(管理栄養士)

 ③入院中の持ち物

 ④入院中の過ごし方

 ⑤おっぱいケア

 ⑥妊婦体操

 

【分娩・新生児編】毎月第3土曜日 13:30~16:00頃

 ①臍帯血採取について(ステムセル研究所)

 ②赤ちゃんについて

 ③入院の方法・時期

 ④分娩の経過と過ごし方

 ⑤病棟見学・案内

 ⑥夫立ち合い分娩について

 

参加費は税込み1,100円、産婦人科外来にてお申し込みください(^^)

 

4月の予定はコチラです♪

【妊 娠・産 後 編】2024年4月13日(土) 13:30~16:00頃

【分娩・新生児編】2024年4月20日(土) 13:30~16:00頃

 

母親学級、どうぞお気軽にご参加ください。分からないことや不安なことは私たちにご相談ください!

 

看護師Y

葉酸摂れていますか?

作成日:2024年03月04日(月)

皆さんは『葉酸』という栄養素をご存知ですか?葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンです。

 

葉酸は赤ちゃんの発育やお母さんの貧血予防等に係る非常に大切な栄養素で、妊娠全期間を通して必要になってきます。特に細胞増殖が盛んで様々な器官が形成される妊娠初期の赤ちゃんにとっては欠かせない栄養素です。

なかでも葉酸は赤ちゃんの先天性異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことが明らかになっていますが、このリスクを減らすためには葉酸をはじめとするバランスのよい食事を摂ることが必要です。

 

葉酸はいちご以外にもブロッコリーやホウレンソウ、アボカド等に含まれています。葉酸は水に溶けやすく、熱に弱いです。しかも余った葉酸は体の外に出てしまうので、毎日こまめに摂ることがポイントです。サプリで補うだけでなく、季節ごとにおいしく食べられる野菜や果物から摂取できるといいですね(^^)

 

strawberry 2

先日食べたいちごもとっても美味しかったです♪

 

助産師S

備えあれば憂いなし

作成日:2024年01月30日(火)

2024年1月1日に発生した能登半島地震をきっかけに、改めて震災など自然災害に備えようと思った方も多いのではないでしょうか。皆さんは地震や豪雨などに対する備えは出来ていますか?避難所の場所や非常持ち出し品の確認など、日頃から災害への備えを心がけておくことが大切ですね。

 

bousai①

私も今回の震災後に非常持ち出し袋の点検を行いました。いつも玄関に放置され、点検する機会を失っていましたが…全てのカップ麺の賞味期限が切れてました。。定期的な点検が大切であることを改めて感じました。

 

非常持ち出し袋の中身は性別や年齢、家族構成、ふだんの生活スタイルによって、必要なものは1人ひとり異なります。何を準備すればよいのか分からないという方もいらっしゃると思います。神奈川県助産師会では『親子のための防災コンパス』という妊産婦・母子向け災害及び災害対策冊子を作成しています。

bousai②

 

この冊子では「赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭の災害時の備えについて」や「妊婦さんの受診の目安チェックリスト」など、妊産婦に特化した災害時に知っておいてほしい情報がまとめてあります。当院産婦人科外来の受付にも置いてありますので、妊産婦さんはぜひ1冊お手元に置いておいていただけたらと思います。

今回の震災を期に、改めて防災に対する意識を持っていただけたらいいと思いました。いつ起きるか分らない災害に備えて、少しでも困らないように、できることから取り組んでみましょう。

 

最後に能登半島地震により被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

被災された皆さまの安全と被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

助産師S